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10.

★二弁 e ニュース282号[2006/3/9]★
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【理事者室だより】
 副会長フーフー日記(これにておしまいにつき、この一年を振り返るの巻)(副会長 伊東 卓)
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 3月になった。会館のエレベーターなどでお会いする会員からも、「もう少しだネ!」との声がかかる。気にかけていただけるのは、とても有り難い。確かに、次期理事者の顔ぶれが揃い、引き継ぎが始まると、何となく肩の荷が軽くなったような気がして、顔も緩みがちだ。しかし!現実は甘くない。まだまだ任期中に片づけなければならない宿題がいろいろある。常議員会もまだ残っている。かと思えば、新聞報道の件など突発的に降りかかってくる出来事も起こる。少年法改正、代用監獄、共謀罪、ゲートキーパーなどの立法問題も要注意だ。
 3月は懇親会その他の会合も多い。1日のメニューをやっとこなして気がつくと、もう夜9時、10時だ。1日があっという間に過ぎていく。その上、土日にも行事や理事者会がある。息つく間もない。高木会長曰く、「百里の道も九十里をもって道半ばとする」。さすがは人生の先達、そのとおりだ。最後の最後が一番きつい。
 私事だが、3月下旬には息子の出場するハンドボールの全国大会がある。たまたま今春の開催地は東京。場所は東京体育館や駒沢体育館だから、すぐ近くだ。上位進出を目指してチームメートと毎日頑張っているので、何とか応援に駆けつけてやりたい。しかし、果たしてそんな時間がとれるだろうか?
 もう少しだと思いつつ、4月の手帳を眺めれば、見事に真っ白。予定が入っているのは、卒業後の理事者旅行と、二水会(二弁のゴルフ会)くらい。やれやれ、4月以降はどうやって過ごすことになるのか。
 さて、この欄を担当するのも今回が最後だ。ちょうどよい発信の場を与えられたので、これ幸いと勝手なこと書き綴ってきたが、最後だから、今回は副会長として過ごした一年を振り返ってみたい。
 副会長に就任するのは4月だが、実は理事者としての日常はもっと早くから始まる。まず1月中旬に選挙負担金30万円を納めて立候補。2月上旬に選挙結果が確定するや否や、担当の割り振り、前理事者からの引継ぎ、次年度正副委員長その他の人事の検討、委員会委員の選任案の作成、3月の担当委員会への出席と、びっしり仕事。4月になれば各関係先への挨拶回りに始まり、本格的に業務開始。あとはジェットコースターに乗ったよう。予算の編成も加わり、息つく間もない。あっという間にゴールデンウィークも過ぎ、5月末の定期総会を迎える。
 6月7月を過ぎた辺りでようやく慣れ、9月を迎えるころには少し余裕もできて、取り組むべき課題も見え始める。しかし、同じころ秋の弁連ツアーが始まり、どたばたしているうちに、もう12月。年が明けると、選挙で何となく浮ついた雰囲気になり、2月に新理事者が決まってからは、引き継ぎが始まるとともに、最後の仕上げに向けてラストスパート。
 こんな様子を例えて「理事者は面かぶりクロール」(息継ぎする間もなく必死にもがき続け、息も絶え絶えになったところでゴールする)と評した先輩がいたが、全く言い得て妙である。
 なお、自分の仕事は、できないわけではない。余裕のあるときは、週に2回程度は午前中が使えるほか、土日もなんとか使える。しかし、繁忙期にはこの空き時間もつぶれ、全然事務所に行けないときがある。こういうときはやはりつらい。おかげで勤務弁護士や同僚には相当迷惑をかけ続けた。分散できればまだましだが、一人で事務所をやっているT副会長やO副会長はかなり苦労されたことと思う。
 ついでに言えば、収入はがた減り。私の場合、時間給で請けていた仕事が丸々なくなったのが痛かった。先日のeニュースによれば、O副会長は薄氷を何とか渡りきったとのことだが、私の場合、薄氷は3歩踏み出したところで割れ、早々に沈没。あとは浮き輪に掴まって漂っていたというのが現実だ。何でこんな苦労してまでやらなきゃならないの?いやいや、誰かがやらなければならない大事な仕事なんだ!そんな自問自答を繰り返す毎日だったことを、正直に告白しておこう。
 そんなつらい日々ではあったが、副会長としての仕事はずっしりと重みがあり、その分やり甲斐のある仕事だったと思う。ただ、与えられた任務に対し自分がどの程度のことができたのかについては、未だに自信がない。
 草野球はゼロ、ゴルフは年間5ラウンド(そのうち3ラウンドは会務関係)に止まった。しかも、法廷には行かない(行けない)し、役員室にいれば、次から次へと職員がやってくるから、自分で動き回ることもない。したがって、間違いなく運動不足になる。ただし、それでも、土日や夏期休暇等を利用して、母校の野球部の応援、息子のハンドボールのインターハイの応援には、実は、しっかり行っていたということも付け加えておく。その位の気分転換はしないと、とてもじゃないが持たない。
 なんだかまとまりもなく書き散らしてしまったが、これから次期、あるいはそれ以降に理事者になる方には、とにかく健康に気をつけて頑張って!と言いたい。そして、我らが二弁の今後を誤りなく導いて下さいとお願いして、筆を置くこととする。
 二弁会員、職員の皆様、一年間ご指導ご協力をいただき本当にありがとうございました。


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